2026年度のNISA制度の改正案→全部いりません

NISA

金融庁から2026年度のNISA制度の改正案が出されました。
改正案は以下の通り。

①こども支援の一環としての、つみたて投資枠における対象年齢等の見直し
②様々な資産運用ニーズに応えるための、対象商品の拡充等
③投資商品の入替をしやすくするための、非課税保有限度額の当年中の復活

https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20250829.htmlから資料を閲覧できます)

この3点について私の感想を書かせていただきます。
(注:上記の資料には具体的なことは書かれていないので、巷の噂や予想も含めています)

①こども支援の一環としての、つみたて投資枠における対象年齢等の見直し

2023年末で終了したジュニアNISAの代わりに、未成年に新NISAのつみたて投資枠(上限120万円/年)のみの口座開設をできるようにしよう、というものらしい。

えーと、贈与税は?

お金を出すのは、ほぼ親か祖父母ですよね?
年間110万円以上の贈与は贈与税がかかりますし、毎年のように贈与していると「定期贈与」とみなされて、毎年110万円未満に抑えていても贈与税がかかることがあります。

それに、子供の名義でも親が管理していたら「名義預金」となって、贈与していない(いざ子供が使うときに贈与税がかかる)ことになります。
ジュニアNISAのように、年間80万まで・親権者の口座に付随する形にする、とかになるんですかね?

そもそも、新NISAの年間360万×夫婦二人分の720万円の枠を埋めて、さらに子供の分も資産運用できる世帯ってどれだけあるのやら。
金持ち世帯の非課税枠を拡げることに意味はあるのでしょうか?

②様々な資産運用ニーズに応えるための、対象商品の拡充等

ちょっと前に話題になった「プラチナNISA」ってヤツでしょうか。
毎月分配型の商品を高齢者限定で投資可能にするという。

いらん!

これって、「手数料の高い毎月分配型の商品を売りたい」という証券会社(対面)のゴリ押しなんじゃないでしょうか?
毎月年金のように取り崩したいのなら、例えば楽天証券には「定期売却サービス」があって、サービス自体には手数料はかかりません。
(商品によっては売却時に手数料が発生するものがありますが)

本当にいりません。

③投資商品の入替をしやすくするための、非課税保有限度額の当年中の復活

現在は翌年にならないと復活しない、売却した分のNISA枠を、すぐに復活させて他の商品を買うことができるようにするのだそうです。
(さらにスイッチング(現在の価格で他の商品に乗り換える)もできるようにするとか)

……これまた証券会社(対面)の罠では?

「コロコロ商品を売買させて、手数料を取ろう」っていう魂胆じゃないでしょうか。
ってゆーか、普通に考えて

デイトレードし放題!

なんですけど。
それでもいいんですか、金融庁さん?

まとめ

というわけで。

・未成年NISA口座→不要
・対象商品拡充→不要
・非課税保有限度額の当年中の復活→やれるもんならやってみろ!

というのが私の感想です。
もー、こんなことに時間と金を使うなよ~とイラッとしてます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました