新NISA神改正で、iDeCoは不要?!

NISA

「NISAとiDeCoはどちらを優先するべきなのか?」は、資産運用を考えている、でもまだ資金が少ない方には、けっこう悩めるポイントかと思います。
これまでは「人による」と思っていましたが、「新NISAの神改正」で事態が変わりましたね。

断然(新)NISA!

そりゃそうよね~

いやでも、iDeCoも捨てたもんじゃいないのよ~(;_;)

という理由を、つらつらと書いてみます。

新NISAとiDeCo

まずは新NISAとiDeCoの比較表をご覧ください。

(出典:LIMO https://limo.media/articles/-/37110

これまでは「iDeCoは年金、NISAは期間限定」でしたが、新NISAは「恒久化」したので、60歳まで保有しておけば老後資金になりますし。

掛金の額も、「iDeCoはつみたてNISAの800万円、一般NISAの600万円より多く積み立てられる(場合がある)」のでしたが、新NISAでは1800万円になりました。

でも、iDeCoには「掛金が全額所得控除」のメリットがあるのです!
が……
例えば、月12,000円を12ヶ月、144,000円を積み立てると、年収300万円の人なら20,000円ほど所得税が安くなります。
実質12万円の掛金で14万円になるのは確かにオイシイですが、
「60歳の2万円の得のために、14万円を今出すのか」
って話なんですよね~。

iDeCoをしたほうがいい人

それらを踏まえて、ワタシの考え。

iDeCoは老後資金なんだよ!

個人事業主などで国民年金しか納めていない人は、老後に貰える年金が少ないので、早目かつ多目にiDeCoを始めておけば、老後が安心です。
また、自己破産した時に、iDeCoなら没収されません。
事業に失敗して無一文になっても、老後資金だけは守られます。

国民年金に未納がある人も、とっととiDeCoを始めましょう。
(追納ができるなら、そちらが優先ですよ)

資金拘束は、逆にメリット!

「60歳まで掛金を引き出せない」はデメリットと思われがちですが、メリットでもあります。
お金があったら全て使ってしまう人は、iDeCoで老後資金を積み立てておけば、使ってしまう心配がありません。

定期預金という選択も可能!

「投資は怖い!(>_<)」という人は、投資信託でなく定期預金を選択すれば、「掛金全額所得控除」のメリットを享受することが可能です。
(利息は雀の涙ですが……)

やっぱり「掛金全額所得控除」のメリットは大きい!

iDeCoのデメリットを理解した上で、
「掛金全額所得控除で、60歳になったときにトータルではお得になる!
掛金全額所得控除はその年しか使えないから、早く始めるべき!」
と冷静に考えられるなら、iDeCoは超オススメです。

まとめ

まとめると。

上記に該当する人は、サクッとiDeCoを始めましょう!
上記に該当しなくても、お金に余裕があるならNISAもiDeCoも、どちらもやりましょう!

ってことでよろしいかと。
資金が足りない方や若い方のほとんどは、NISA優先になるかと思います。
でもそのうちお金に余裕が出てきて、「遥か先のこと」と思っていた老後がちょっと見えてきた気がしたら、iDeCoを始めればいいんじゃないでしょうか。
(ただし、無職・専業主婦/夫の人は「掛金全額所得控除」のメリットがないので微妙です……)

新NISAの登場で、iDeCoの存在意義が薄れた感はありますが、それでもお得な制度である点は変わりません。
自分にとってどちらがお得か、どちらを優先すべきか、その判断の参考になれば幸いです。

当たり前ですが、いずれの場合にも生活防衛資金を数ヶ月から数年分は確保してから始めてください。
また、NISAもiDeCoもけっこう落とし穴があるので、よ~く勉強してから始めましょう。

今も老後もお金に困らないよう、お得な制度を活用していきましょう(^ω^)

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