ドルは円に替えたほうがいい？
現在、米ドルが160円と数十年ぶりの円安ドル高になっております。
今手元にあるドルは、円に替えたほうがいいのでしょうか？
ドルを売った利益はいくら？
ワタシの場合、米国ETFの配当金が貯まって、今200ドルほどあります。
（それとは別にニュージーランドドルとオーストラリアドルの定期預金もしていますが、今回は置いといて）
本来なら、（ドルで購入する）米国ETFを買い増したいのですが、現在の価格が割安とは言えないので、控えています。
なので、利息も付かないのに、ただ持っているだけのドルがもったいないんですよね。
200ドル、日本円にすると、32,000円ほどです。
どの時の為替と比較するべきかは微妙なんですが、米国ETFを買い始めた2021年の頭の頃は1ドル110円ぐらいだったので、そこから比較すると50円も円安ドル高になっていて、200ドルを売ったら10,000円の利益になります。
ま、元の規模が小さいのでたいした金額ではないですが、利益は利益です。
簿記で言うと「為替差益」ですね。
さらに円高になってから買いなおせれば、「利益も受け取る」「ドルも持ってる」と完璧です。
さあどうする？
結論。
ワタシは売りません。
ドルを売らない理由① 暴落用の資金
一番の理由は、「米国株が暴落したとき用にドルの資金を持っていたい」です。
いずれ米国株が暴落したときにドルも暴落（円高ドル安）してればいいのですが、ドルが高いままだとあまりお買い得になりません。
が、ドルを持っていれば為替は気にせず買うことができます。
（たった200ドルですけど）
ドルを売らない理由② 手数料
二つ目の理由は、「手数料を払いたくない」です。
ドルから円に替えるのに、手数料がかかります。
（正しく言うと「スプレッド」ですが）
楽天証券では、1ドルを円に替えるのに25銭引かれます。
1ドルが160円の時なら、受け取れるのは159.75円です。
これは、円からドルに替えたとき（ワタシの場合はETFを買ったとき）にもかかっていますので、合計で50銭かかることになります。
たかが50銭、と思われるかもしれないですが、無駄な手数料は払いたくないのです。
ドルを売らない理由③ 円は持ってる
それからもう一つ。
「今、円の現金に困っていない」です。
投資用の種銭は、今年と来年のNISA枠を埋められるぐらいはあります。
もちろん、給料も毎月入ってきます。
なので、利確して１万円を得る必要がないんですよね。
他の投資商品と同じく、本当に必要になったとき……例えば急に大金が必要になったときとか、リタイヤ後とかに売ったほうが、満足感があっていいんじゃないかなーと思います。
以上3つが、ワタシが手持ちのドルを売らない理由です。
まあ、いずれは米ドル（や、他の外貨）を売却しなければいけないワケで、そのときに1ドルが100円ぐらいになっていたら、
「なんであの時、ドルを売らなかったんだー！」
と思うんでしょうけど。
それは株や投資信託と同じで、未来は誰にも分かりませんので。
時の運です。
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