レバナス、ナシな理由４つ＋１

最近、YouTubeやらTwitterやらで見かけるんですよね。

レバナス

皆さん、レバナスはアリでしょうか？　ナシでしょうか？

ワタシは、ナシ派です。

その理由を、楽天レバナス（楽天レバレッジNASDAQ-100）を例に取って書いていきたいと思います。

レバナス（楽天レバナス）とは？

楽天レバナスは、「日々の基準価額の値動きがNASDAQ-100指数（米ドルベース）の値動きに対して概ね2倍程度となることを目指したファンド」です。（楽天証券HPより）

GAFAMなど米国を代表するIT企業を中心に構成された、今後も成長が期待できるNASDAQ。
そのリターンが2倍！
素晴らしい！
夢がある！！

……とは思えない理由を書いてまいります

上で書いたように、2倍の値動きをするので、普通のナスダックのファンドが10%上がったら、レバナスは20%上がります。
でも逆に、ナスダックが10%下がったら、レバナスは20%下がるワケですよ。

ちょっと含み損になっただけでもギャーギャー叫びたくなってしまうワタシ的には、無理です。
　

レバレッジ代なのでしょうか、手数料が高いです。

楽天レバナスの信託報酬は0.77%です。
レバレッジのかかっていない、eMAXIS NASDAQ100インデックスは0.44%。1.75倍です。
（ちなみに、大人気のeMAXIS Slim米国株式（S&P500）は0.0968%）

100万円投資したら、7,700円を手数料に持っていかれるワケです。
10%値上がりして10万儲かったときの7,700円は「まあいいか」になりますが、10万損しても7,700円引かれるのは、悲しすぎます。

通常もインデックス投資で100万投資して、10％下がった翌日に12％上がると、1,008,000円になりますが、2倍レバレッジだと100万が20％下がって80万、その翌日に24％上がっても……992,000円。ってヤツです。

相場が横ばいで、毎日少々上げ下げしているだけで、少しずつお金が減っていってしまうのです。

楽天レバナスは投資信託、しかも海外のものなので、買い・売りの申し込みをして、翌日に基準価額（実際に買う・売る金額）が決まって、その次の日の朝にようやく購入/売却されます。
（さらに、本当の受け渡し日は申込日から5日後です）

暴落のときに損切りで売ろうとしたのに、一晩の間にさらに下がってしまう、なんてことも大いにありえるのです。

……というのが、私がレバナスをナシだと思う理由です。
そして、個人的にはもう一つ。

オバサンには、無理( ˘•ω•˘ )

もう「たくさん増やす」より「減らさず増やす」フェーズなので。
老後資金を減らすかもしれない、大きなリスクは取りません。

今後も手堅くやっていきたいと思います。