好調だった市場が、荒れています。
急落したり反発したり、大混乱です。
（これを書いているのは2024年8月6日、昨日の8月5日に日経平均が過去最大の下げ幅、本日は最大の上げ幅になりました）
特に新NISAが始まってから投資を始めた初心者の方は、初めての暴落（と呼べるかどうか微妙ですが）にオロオロしているようです。
すでに損切りとか狼狽売りとかしている方も多くいる模様……
NISA歴4年のワタシも、始めたのがちょうどコロナショックの底からなので、こんなに大きな下げ（と上げ）は初めてです。
前日比の損益や、手持ちの株のいくつかが含み損になっているのを見て、ダメージを受けています。
いやでも、売りません。
持ち続ければ、また上がると信じてます。
ガチホ！ガチホ!!
……なんて言ってますが、ワタシも過去に元本割れで大慌てして、売ってしまったことがあります。
もうかれこれ20年近く前、2007年か2008年頃だったと思います。
（ので、詳しいことは覚えていないのですが……）
まだ個人の投資信託や株取引のハードルが高かった頃で、外貨預金ならやりやすいと思って検討していた時に、利率がいい商品（具体的にはどんな商品だったのかは不明……）があって、おそらくドル建てのその商品に10万円突っ込んだのです。
が、それから数日して、急に円高ドル安になって評価額がガクッと下がってしまいました。
98,000円ぐらいに。
そりゃもう大騒ぎしましたよ（笑）
どうしよう、なんでこんなの始めちゃったんだろう、やらなければ良かった、いつになったらせめて元の価格に戻るんだろう……
初心者が狼狽して思うこと、まるっと同じく思いました（笑）
仕事も手に付かないし、何をしていても後悔の念がグルグルしていました。
幸いなことに1週間ぐらいで元の価格に戻ったので、
売 り ま し た ！
（損はしてないので、こういうのは損切りでなく「やれやれ売り」と言うそうです）
今考えると、「為替は動くもの」「たった数千円」「リスクを取るからリターンがある」とか思って笑ってしまいそうですが、初心者には（それにその頃は情報が少なく、勉強もしていなかったし）かなり動揺させられる出来事でした。
いやでも、いい経験だったと思います。
売ってしばらくしてから我に返り、「何のために取引したんだっけ？」「持ち続けてた方が良かったんじゃない？」と反省しましたし。
その後普通の外貨預金を始めたときには、為替の上げ下げには動じなくなって、リーマンショックの外貨の暴落にも耐えられました。
（ニュージーランドドルが70～80円から45円に下がっても静観できました）
今、含み損で心を痛めている方、売ろうかどうか迷っている方、すでに売ってしまった方も、
これは初心者の誰もが通る道です。
この狼狽のハードルを乗り越えることで精神が強くなって、さらに大きなハードルに挑戦できるようになるのだと、経験から申しあげておきます。
とはいえ、もう乱高下は勘弁いただきたいところです。
コメント