国内市場も米国市場も絶好調な現在。
皆さんの証券口座の含み益でホクホクかと思います。
今売ればそこそこの利益が出るだろうけど、
投資は「中長期保有」が原則なので、売るのはダメ。
でも、この絶好調をただ眺めているだけなのはもったいない。
なんて思っている方も多いのではないでしょうか？
何か恩恵を受ける手段はないものか！
……と考えて、思い付きました。
旧NISA口座で買った商品を売って、同時に同じ金額で特定口座で買う
という手です。
（以降、この「売る→買い直す」を「手動移管」と呼びます）
特定口座では高い価格で購入したほうが、あとで税金がお得。
なぜそんなことをするのかというと。
特定口座で高い価格で購入しておけば、売却時に税金が安くなる（あるいはゼロになる）
からです。
例えば、旧NISAで100万円で買った商品が120万円になったときに特定口座に手動移管して（ここでは税金なし）、その後150万円になったときに売却すると、利益の30万円に対して税金がかかります。
それが、もし140万円のときに手動移管していたら、税金の対象は10万円です。
160万円のときに手動移管すれば、税金ゼロになるのです。
なので、商品の価格が高いときに特定口座に移しておくと、節税のメリットがあるのです。
ちなみに、新NISA口座には枠の上限（成長投資枠は毎年240万円）があるので、手動移管するのは商品が安いときのほうがベターです。
前提：旧NISAの2020年分を、今年中にどうにかしなくちゃいけない。
「いやいや、タイミングはともかく、旧NISAは新NISA口座に移すのが普通でしょ？」
と思われそうですが。
幸いなことに2020年に購入した旧NISAの120万円分の商品が、現在は（多少売却済みで）約180万円になっておりまして。
ワタシの新NISA戦略では「旧NISAから新NISAへの移管は毎年120万円分（積立投資枠は毎月10万で120万円、成長投資枠のうち新規に購入する分が120万円）」なので、約60万円は特定口座に手動移管しなければいけないのです。
（売却はメリットなしですしね）
オマケ：手動移管しつつ、保有商品を整理したい。
他の事情として、「色んな商品に手を出したので整理したい」というのもあります。
NISAを始めた頃は、「あれも良さそう、これも上がりそう」と、いろんな投資信託を買ってしまったのです。
現在は「投資信託はS&P500とオルカンを持っておけばOK！」に落ち着いたので、その他のものは売却して、S&P500かオルカンを買い直します。
（これは新NISAへの手動移管でも同様ですが）
すでに数銘柄を手動移管済みでございます。
もしかしたら今年中にさらに値上がりして、「あのタイミングで移さなきゃ良かった！」と後悔する可能性も大いにあるのですが。
それよりも、現在の「絶好調の恩恵を受けたい！」欲が満たされることが第一の目的ですので！
こういう小技もあるということで、参考になれば幸いです。
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