「一般NISAで買った商品は、新NISAにロールオーバーすることはできない」は確定のようです。
ショボーン(´・ω・`)
元々のワタシの目論見では、一般NISAから(旧)新NISAにロールオーバーして、10年間は非課税で保有。
もしかしたらその後もNISA制度が延長されるかもしれないから、そしたらどんどんロールオーバーしていこう。
なんて思っていたのですが。
NISAは恒久的に続くことになりましたが、ロールオーバーという制度は消えてしまいました。
ショボーン(´・ω・`)
じゃあ一般NISAが終わる5年目(ワタシの場合は2020年から始めたので、2024年)どうするのがいいか、考えてみました。
一般NISAの5年後の選択肢
今、一般NISA口座で持っている商品は、購入した年から5年以内に、
①課税口座に移管する
②売る
のどちらかをしなければならないのです。
①の課税口座に移管した場合。
いつか売ることになったら、売却益から20%の税金を取られてしまうのです。
配当金も同じです。
さらに。
もし今含み損になっている商品を移管して、「元の金額に戻ったから」と売った場合、「課税口座に移管したときの金額と売却したときの金額の差額に税金がかかる」ことになります。
ないわ〜(´・ω・`)
せっかく新NISAで360万という大きな枠が貰えるのに、わざわざ課税口座を使うなんてもったいないです。
(年360万以上投資する方は、どーぞ使ってください)
となると、
②売る
が有力ですね。
でも「本当はずっと持っていたいんだよね〜」という商品もあるんじゃないかと思います。
どうしたらそれが可能になるか、を考えてみました。
そして、一つの方法をひらめきました!
一般NISA終了後も商品を持ち続ける方法
その方法とは!
売って、サッと買う
です!
現NISA口座の商品を売って、価格が大きく変わらないうちに、新NISA口座で買うのです。
いわば、手動のロールオーバーですね(^ω^)
ワタシがNISAを始めたのが2020年なので、ちょうど新NISAが始まる2024年は、2020年分の5年目と新NISAが重なるので、この手法で今持っている商品たちを移していこうと思っています。
この手法が特に有効なのは、
○現在含み損が出ている商品
(売ったら損が出るし、課税口座に移管……は上記参照)
ですね。
「せめて元の価格に戻るまでは持ち続けたい!」
「なのに一般NISAが終わっちゃう!(>_<)」
という商品は新NISA口座に移して、長期戦に持ち込みましょう。
欠点があるとすれば、新NISAの枠は「一般NISA口座で買った価格」でなく「(いったん売って)新NISA口座で買った価格」で消費される、というところですね。
例えば、
「一般NISAで10万円で購入→12万円で売却→新NISAで12万円で購入」
の場合、新NISA口座では12万円でカウントされてしまうことになります。
(含み損がある場合には、逆に枠の消費が少なくなりますが)
まあ、「成長投資枠」は240万円分あるので、ほとんどの方は問題にならないと思います。
2019年に買った一般NISAの商品はどうする?
じゃあ、
「自分は2019年(以前)からNISA始めてるから、2019年分は2024年の新NISAに間に合わないよ!」
という方はどうすればいいのか。
手動ロールオーバーを、2回やればいいんです!(^ω^)
2019年にNISA口座で買った商品を売って、今年2023年のNISA口座でサッと買うのです。
そして、5年目の2027年末までにまた売って、今度は新NISA口座で買うのです。
どうでしょう?(^ω^)
ただし「今年のNISA口座枠に余裕がある」ということが前提になります。
(2018年分をロールオーバーして、まったく空きがない場合には使えない手法です)
なので枠の空き具合を考慮しつつ、一部の商品、例えば
○現在含み損が出ている商品
○配当のある個別株で、決算が12月末の銘柄
(配当を貰うためには権利付最終日まで持っていたいけど、権利落ち日を過ぎると株価が下がってしまうため)
などを優先して、この手法を使うのがいいかと思います。
枠に収まらない分は、12月末に売って1月に新NISA口座で買う、ですかね。
(年を跨ぐとご祝儀相場で価格が上がりそうで怖いですが)
もちろんスッパリ売り払って、新NISAのための種銭にするのもアリです。
……というのがワタシの考える一般NISA→新NISAへの商品移行策です。
参考になれば幸いです。
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