「楽天カードマン債」とは別に、楽天グループがドル建て社債を発行しました。
https://corp.rakuten.co.jp/investors/stock/bond.html
概要は、
○米ドル建て
○ディスカウント債
○利率10.25%(最終的な利回りは12%)
○2年間
○発行額 5億ドル
とのこと。
利率10.25パーセントぉぉぉぉ?!
何その高利率。
ちなみに利率と最終利回りが違う理由は、「ディスカウント債」で額面より安く買えるからです。
額面が100ドルだとしたら、98.4ドルぐらいで販売するってことになりますね。
が、計算しやすくするために、100ドルで買ったことにさせていただくと……
10ドル25セントが2年、20ドル50セント貰えるわけです。
太っ腹!
なんでこんなに高利率なのか?
……というのは、想像がつきますよね。
ドルが下がる(円高になる)と踏んでいるから。
これを書いている現在は1ドル=135円ぐらいなんですが、ここで5億ドル集めます。
そして2年後に1ドルが112円になっていたとすると……
集めるお金:5億ドル×135円=675億円
返すお金:(5億ドル(元本)+1億250万ドル(利息))×112円=674億8千万円
なんと!
元本を返して利息も払ったのに、2000万円のお釣りが来るのです!
投資家は利息をたっぷり貰ってルンルン、楽天もタダで資金を借りられた上に、2000万円が手に入ってホクホク♡
……と、うまくいけばいいんですけど(・ω・)
逆に円安になれば、元本と利息を高いドルを買って払わなければなりません。
まあこれからはドルが下がる、というか、これまでのドルは高すぎたので、元に戻っていくだろうとは思いますが、けっこうハイリスクですよね(-_-;)
さて、この社債は買いか否か、という話ですが……
上の表の「投資単位」の「※1」、
200千米ドル…… 20万ドルは……
2700万円?!
えーと、一般人(しかもほとんど日本円しか持っていない)には関係のない話でした(;^ω^)
さて資金は集まるのか、そして2年後のドル円はどうなっているのか、ちょっと気になります。
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