YouTubeにリベ大の「外貨預金するよりFXのほうがいい」という内容の動画が上がっていました。
え？Σ(ﾟﾛﾟ;)
外貨預金歴十数年のワタシ的にはにわかには信じられません！
いやでも、FXのほうがいいなら、そっちもやってみたい……
と思って、私なりに調べてみました。
（こちら↓の記事もどうぞ）
FXと外貨預金の特徴
まず、動画のとおり、
○外貨預金は為替手数料が高い
●FXは為替手数料が安い
○外貨預金はペイオフ（預金保護）の対象外
●FXは預託しているので全額保護される
○外貨預金の利息は分離課税（約20%）、為替差益は総合課税（所得による）
●FXは利息（スワップポイント）も為替差益も分離課税
○外貨預金は満期まで引き出せない
●FXはいつでも日本円に替えて引き出せる
という点では、FXのほうに軍配が上がりますね。
スワップポイントと利息、どのぐらい貰えるの？
で、一番の気になるところは、
「どっちのほうが利息が多く貰えるのか」
というところですよね。
SBI FXトレードのスワップポイントのシミュレーター（https://sbifxt.qri.jp/swap）を使って計算してみました。
アメリカドルを10,000通貨、つまり10,000ドル購入した場合……
2022年10月2日現在、1ドル144.8円×10,000ドルで、1,448,000円。
1日のスワップポイントは115 円。
1年365日で41,975円。
それを1,448,000円で割ると……
2.89%
あれ？
たいしたことなくね？
（しかもここから税金が20%引かれます）
一方、外貨預金はというと。
私も長年お世話になっている、新生銀行の外貨定期預金（米ドル）の金利は……
１年以上なら、こちらが勝ってます。
（もちろんここから税金が引かれます）
また、動画では触れられていませんでしたが、FXのデメリットとして、
●スワップポイントは変動する
●ロスカットが一応ある
があります。
外貨預金の金利は、当たり前ですが満期まで同じです。
スワップポイントは、多くなったり少なくなったり、金利差が逆になればマイナスもあります。
（米ドルと日本円では今のところないでしょうけど）
そして、レバレッジ1倍でもロスカットはあるそうです。
（ロスカットの仕組みがイマイチ分からず……「ある」ということだけは分かりました）
ということは、たまにはチェックとメンテナンスをしないといけない、ということですね。
（外貨預金は、定期にしたら満期までノータッチです）
そんなワケで。
ワタクシ的には、やっぱり外貨定期預金の勝利ですね。
もちろん、「預金が保護されてないなんて怖い」とか「急にお金が必要になるかもしれないから、定期預金は無理」という方もいらっしゃるでしょうから、そういう方はFXを選べばいいと思います。
まとめ：でも今はやめとけ！
なんですが。
現在の超円安ドル高の状況下では、外貨預金もFXも始めることはおすすめいたしません！
円安だから金利が高い（実際には順番が逆ですが）のですが、
このあとドルが上がると思いますか？ 下がると思いますか？
今ドルを買って、1年経って4%のスワップポイントや利息を受け取った時に、10%下がっていたらシャレになりません。
それに金利はコロコロ変わります。
今はFRBが絶賛利上げ中ですけれど、いずれは利下げに移行することになりますから、金利も下がっていくでしょう。
今の高金利は期間限定だと思ったほうがいいです。
ということを踏まえていただいて、それでもやりたいという方は、どうぞ自己責任で行ってくださいませ。
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