前回はiDeCoのメリット・デメリットを書かせていただきましたが、「自分にはメリットがあまりなさそうだなぁ」と感じた方には、ぜひNISAもご検討いただきたいです。
NISAとiDeCoの違い・メリット・デメリット
NISAも節税効果がある積み立てで、
手続が(iDeCoに比べて)簡単
好きなタイミングで売却(換金)できる(iDeCoは60歳まで引き出せない)
iDeCoのような基本手数料がない
日本に住む20歳以上なら誰でも利用可能(高齢者もOK)
と、iDeCoのデメリットがクリアされております。
もちろんiDeCoより劣るところもあります。
節税効果がiDeCoより低め(売却益・配当/分配金のみ)
掛金全額が非課税になるiDeCoに比べると、お得さは低めです。
また、iDeCoとNISAに共通のデメリットがあります。
それは、
元本割れの可能性がある
ということです。
でも、投資とはそういうものです。
儲かるかもしれないし、損をするかもしれない。
では、損を回避するにはどうすればいいのでしょうか?
それは、知識を身に付ければいいのです!
iDeCoのほうでも書きましたが、私はNISAの最大のメリットも「知識」だと思います。
どのファンドを買うべきなのか?
信託報酬はどのくらいが適正なのか?
分散投資するべきなのか?
そう悩んで調べて、少しずつ知識を蓄えていけば、それなりに利益を上げていけると思います。
(世界経済は少しずつインフレ傾向にありますしね)
「一般NISA」と「つみたてNISA」
NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」がありまして、
一般NISAは毎年120万円までを5年間非課税で保有可能(+5年間ロールオーバー可能)
投資信託だけでなく株式も購入可
つみたてNISAは毎年40万円までを20年間非課税で保有可能
投資信託(国が決めた優良信託のみ)
というところが主な違いです。
私は最初勘違いしていたのですが……
一般NISAを始めたら5年間(+5年間ロールオーバー)で終了なのだと思っていました。
そうではなくて、6年目も利用できるけれど、1年目の120万の投資商品が残っていて、それを丸々ロールオーバーしたら、新しく(NISA口座に)投資できる金額は0円だということなんですね。
なので、5年間の間に売却するか、ロールオーバーせずに特定口座か一般口座(非課税でない普通の口座)に移すかすれば、また120万円新たに投資できるというわけです。
(ココ、かなり悩みました。読解力がないだけかも……)
つみたてNISAはロールオーバーがないので、1年目のものを売却せずに20年残っていたら、特定口座か一般口座に移すことになります。
私は一般NISAを選択しました。
理由はつみたてNISAの年40万(月33,333円)では少ないからです。
そもそもiDeCoの月12,000円に物足りなくなったからNISAに興味を持ったので、それならドーンと月10万円で!と一般NISAにしました。
(もし10万がキツくなったら、減額も、中止もできますしね)
あと、始めたときには全く予定していなかったのですが、株式も欲しくなってしまって、一般NISAにしておいて良かったな~、と思っています。
最初は積み立て設定で月10万キッチリ投資信託を購入してましたが、結局積み立ては特定口座に変更して、今はNISAの枠は株式に当てています……
というわけで、一般NISAは「ある程度お金の余裕がある方」「株にも興味がある方」にオススメです。
5年間というのが短いなぁとは思いますが……
つみたてNISAは、「今から貯めていこうと考えている方」「投資初心者」にオススメです。
若い方用かな、という印象ですね。
途中から「一般NISA」「つみたてNISA」を変更することも可能ですし、もちろんNISAをしながら特定口座や一般口座で投資をすることもできます。
iDeCoの件でも書きましたが、各証券会社のHPのシミュレーターなどで自分にはどれが合っているのか診断してみるのがいいかと思います。
まずは情報収集してみましょう
いろいろ書きましたが、まずはやってみないと分からないことも多いので、もっと詳しいサイトを見たり(雑なサイトでスミマセン!)証券会社に資料請求してみたりしてください。
ご意見などございましたら、コメントいただけると嬉しいです!
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